たまには実家に帰って両親に顔を見せてやろうかと思う。しかし、田舎というのは超退屈なのだ。本の2~3冊は持ってかないと間が持たない。今回の帰省では「変身ヘアカタログ―小顔になる新鮮ヘア」を旅の友とすることにした。
JR上野駅から宇都宮線に乗る。幸い、上野発の列車なので席は座り放題だ。さっそく「変身ヘアカタログ―小顔になる新鮮ヘア」を取り出し、本の中に没入するが、馬鹿な子供が私の周囲で嬌声をあげている。いや、嬌声などという生やさしいものではない。
ここは動物園か?と言いたくなるほどの野放しぶりだ。親が見ていない隙に「変身ヘアカタログ―小顔になる新鮮ヘア」の表紙の角で奴らの眉間を思いっきりヒットしてやった。

