幸田文 (ちくま日本文学全集)は隣のヒトが読んでいてちょっと興味を持った本です。でも幸田文 (ちくま日本文学全集)を読んでみて、案外面白かったのでご紹介します。
幸田文 (ちくま日本文学全集)の本などは余り詳しくご存じない方もいらっしゃるかもしれませんが、この機会に読んでみられるのも良いのではないでしょうか?幸田文 (ちくま日本文学全集)はなかなか興味を引く内容で、引き込まれていってしまいます。
読んで得したなぁと思う本、読んで損したよ!と思う本、世の中にはいろいろありますね。幸田文 (ちくま日本文学全集)は「読んで損はない本」です。
微妙な表現ですね。得か損かは人それぞれなので何とも言えませんです。でも損がないなら得かもしれない方が強いです。幸田文 (ちくま日本文学全集)はそういう本です。
幸田文 (ちくま日本文学全集)は内容がしっかりしていて、わかりやすいので誰にでも受け入れられる本なんです。幸田文 (ちくま日本文学全集)の分野が初めての人にも、そうでない人にもしっかり内容がわかる本です。だから、損はありません。実際に読んでみたら、幸田文 (ちくま日本文学全集)はかなりお得な本になると思いますよ。
時間軸の隙間を埋めてくれる。
文庫本になっていない幸田文の短編が多数読める。
幸田文に関する出来事の、時間軸の隙間を埋めてくれる本だ。
大きめの文字に、灰色でふってあるルビも読みやすい。
「雛」。
有吉佐和子の「針女」に続いて、折れ針が体に刺さる話に出会った。
(「針女」文中では「出針」という言葉が使われていたが、出針とは正しくは「出かける前に着て出る服に針を入れること」だそうだ。)
針は体に入ると血管を巡って心臓に至り、人を殺すという。
「寸鉄人を殺す」の寸鉄は短刀であろうが、私には針である。
いたずらにも針を持つ人間として、針の始末だけは常に細心の注意を払わねば、と心に刻んだ。
同著者の「月の塵」には露伴が「子供の福分をむやみに使い果たすな」と叱ったことは出ていたが、義母が「あまりに完璧な支度なので、自分が手を出す隙間がなくて淋しい」と言った話はここでしか見られない。
疎開の荷物に雛を入れるかどうか露伴と著者が相談するくだりで、娘は「雛よりも1冊でも書物を運ぼう」と言ったとある。
著者の文によく「世間狭く生きてきた」とあるが、娘はもっと狭く、痛々しいほど母と祖父に気をまわしている。
小さな子供に、雛よりも祖父の本を、と言わせる露伴家の一種普通と異なる雰囲気を感じる。
「段」。
この文章の一部に、中学受験の模試の例文として出会ったことがある。
水槽の中の死んだエビを、売り子が生きているように装って売りつけようとするのを、生きたのをくれと主人公が声を荒げる。
模試の文章はここで止まっており、にっちもさっちも行かぬ場面で文章は切れていた。
この後、別の客の采配で、主人公は無事に生きの良いえびを入手した、とこの本で初めて知った。
ほっとした。
これは露伴の受勲のお祝いの準備の一こま。
この後、誤って客にメチルを飲ませてしまう事件が続く。
このくだりは「月の塵」にも出ており、冷たい月が出ていたという。

