ゆうき りん

定価: ¥ 520
販売価格: ¥ 520
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発売日: 2000-03
発売元: 集英社
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灰髪姫と七人の醜男 (コバルト文庫)を読んでみた。う~むと納得しきりである。
なんといっても、著者ゆうき りんの意欲が読み取れるから、ついつい読んでいってしまう。
ぐいぐい灰髪姫と七人の醜男 (コバルト文庫)に引っ張られているという感じか?灰髪姫と七人の醜男 (コバルト文庫)に類する本は、あんまり多く読んだことがないから比較はできないけれど、これらに類する本の中ではかなり高評価を得るんじゃなだろうか?
やっぱり著者が意欲を持って書くと、いいものが出来上がる。
灰髪姫と七人の醜男 (コバルト文庫)は評価が分かれるんじゃないだろうか?読後にそんなことを思った。著者のゆうき りんはそんなことはちっとも気にしていないんじゃないかと思うけれど。
灰髪姫と七人の醜男 (コバルト文庫)を読んだ友人にも聞いた見たのだが、一人は「いい」と言ったが、別なひとりは「そうかな?」と首をかしげた。
試しにまた別な友人にも灰髪姫と七人の醜男 (コバルト文庫)を貸してみようと思う。
さて、どんな評価が下されるか?あまり、褒められた事ではないけれど、本には読書以外の愉しみ方があるのだ。
見た目に騙されないで下さい!
美しい挿絵とタイトルを見る限りでは、「心温まる童話風の話か」と思ったのですが、見事に裏切られました。
隣国領主の侵略により、家族は皆殺され、たった一人になってしまったシンディア姫。彼女は自分の身代わりとなって死んでいった侍女のためにも、領主母娘に生きている事を悟られぬよう身を隠し、既に死んだ老婆と成り代わって復讐の機会を待ちわびます。
緑髪姫と呼ばれる程の見事な髪をもち、何不自由ない幸せな生活をしていた「お姫様」だったシンディアが、自らの髪を灰で染めギリギリの線でも復讐のために生き抜こうとする姿が、そら恐ろしくもあり、涙ぐましくもあります。
外面の描写もさることながら、憎しみや嫉妬といった人間の内面にも及ぶ残酷なまでの描写がなんともいえません。
身の気が引くような感動です。
いわゆる「ライトファンタジー」とは言えないかも知れません。どちらかと言うと「本当は恐ろしいグリム童話」のようなタイプです。
しかしそれでも、今まで純粋なファンタジーしか読んだ事の無いような人にこそ、読んでほしいと思う本です。
ラストのシンディアには「疲れたね、でも、良く頑張ったね」と言ってあげたいです。
